こんにちは、みかんです。
国際結婚をして子供を持つと必ずぶち当たる子供も言語問題。
どちらの言葉も喋れるようになってほしい・・・
そう思って、両方の言語でバイリンガル子育てを始めるもの、すぐにぶち当たる壁「ハーフの子供の言語発達問題」。
複数の言語が一気に頭に入ってくるから混乱する?
発語が遅い?
なかなか喋らない?
ハーフの子供って言葉の発達が遅いってよく言いますが、実際はどうなんでしょうか・・・・?
我が家も2児とも出産時は第3カ国に住んでおり、3カ国語が混ざった状態だったので、特に上の子の時は心配しました・・・。
ハーフじゃなくても「言葉の早い・遅い」はあるし、他の国際結婚をされているお宅のお子さんの言語事情がわかったところで、自分の子供の成長が変わるわけでもない・・・
けど、そうはいっても「実際、他のご家庭のハーフちゃんってどうなんだろう?」って他の家のこと気になりまってしまうものですよね。
我が家の場合、上の子が8歳、下の子が5歳になりましたが、結論から言うと発語や言葉の発達に関しては遅いと感じたこともないし、病院や学校から指摘を受けたこともありません。
ただし、それでも私も国際結婚をしているお友達と話すと必ず子供の言語の話をしていたし、ネット検索も全記事読んだんじゃない?ってくらいしてきました。汗
なんだかんだ言っても、頭のどこかでいつも子供の言語問題のことは心配していたのかも・・・
なので、同じようにどうしても我が子の言語発達が気になる!と言う人に向けてこの記事では
- 発語や会話など我が家の日仏ハーフの場合はどんな感じだったのか
- 成長過程で学校の先生達にかけられてきた言葉
の話をシェアしていこうと思います。
あくまで数多くいるハーフちゃんの一例と思って見てもらえたら嬉しいです。
【日仏ハーフ我が家の場合】ハーフの子供は言葉の発達が遅い?
我が家は現在8歳、5歳になる子供がおりますが、上の子は6歳まで、下の子は3歳まで別の東南アジアの国に住んでいまいした。
ですので子供の言語は「日本語・フランス語・東南アジア現地語」の3つが混ざった状態での育児です。
現地では現地語オンリーのお手伝いさんをお願いしていたり、下の子は保育園は現地の学校に通わせていたので、現地語に関してもかなりガッツリ影響を受けていました。
日本語やフランス語よりたくさん触れていたかも。
こんな状態の我が家の子供達の言語発達はどのような感じだったかというと・・・
日仏ハーフの発語(1語文)は1歳前後でした
まずは発語ですが、二人とも1歳前後での発語でした。
もちろん始めは「パパ」「ママ」といった簡単な言葉からから始まり、その後はバラバラと日本語、フランス語、現地語の単語が出てくる感じ。
この時点では一つの単語に対して、3ヶ国語で理解しているか、といったらそうではなく・・・
どの単語がどの言語で出てくるのか、というもは子供がよく聞いている言語で出てくるといった感じです。
例えば、「だっこ」はママにお願いすることが多かったので日本語で言うことが多かったですが、ご飯はお手伝いさんと食べることが多く(子供が3ヶ月くらいから仕事に復帰してたので・・・)、「ご飯」や「お肉」と言った単語は現地語が初めに出ました。
もちろんだけど、この時点では子供も「この言葉が何語で」とかを意識することなく、インプットされた言葉をどんどん発している、と言う状態でしたね。
日本の子育て本を見たり、姪っ子甥っ子などを見ていても発語は1歳前後が多いかな?という印象なので、3カ国語が混ざっている我が家の子供達に関しても発語は平均的なのかなーと。
ただ単語によって言語は変わるので日本語の単語の数だけで比べたら、もちろん日本の同じ学年の子供に比べて少なかったし今も少ないです。
日仏ハーフが文章(2語文)で話し始めたのは2歳前後!
文章で話し始めたのはやっぱり二人とも同じくらいで2歳前でした。
上の子はフランス語1歳9ヶ月の時に「à maman ça (ママのだよ)」下の子は日本語で1歳半の時「おっぱいのむー」でした。
完全な文章にはなってないけど、会話できるようになったのが嬉しかったなーw
二人ともすぐに別の言語でも2語がどんどん出てくるようになったので、この時点でも特にどの言語が優位というのはなかったかな。
この頃になると1つのものに対していくつかの言い方があるということを自然に理解していき、私には日本語、旦那にはフランス語、お手伝いさんには現地語で話すようになって来ました。
ちょうど下の子が1歳11ヶ月頃に一緒に絵本を読んでいる動画を見つけたので載せますね!
※声が大きいので気をつけてくださいね。
「目玉焼き」のところで「これは?」と聞くと、
フランス語の「Oeuf(オフ)」と答えていますが、「めだまやきだよ」と教えると次のページでも「めだまやきだよー」と教えてくれています。
しっかり言えてないけど・・・w
Oeufであり卵(正確には目玉焼き)でもあることを理解してくれているのがわかってもらえると思います。
現在8歳と5歳。
バイリンガルが周りにたくさんいた環境から英語さえあまり聞くことのないフランスの田舎に引っ越して来た今はフランス語ががっつりのび、日本語の遅れを取り戻そうと必死になってはいますが・・・
二人ともフランス語能力に関してはフランス人のお友達と比べて気になることはなく、先生に指摘されることもありません。
バイリンガルとしての成長が完璧かといったらそうではないかもしれませんが・・・
あくまで母親の私は日本語オンリー、生まれてからずっと複数言語で育ててきていますが、一番基礎となるフランス語に関しては語学の発達という意味では問題ないのかな、と感じています。
担任教師からの言葉
上の子の時にフランス人学校の先生から言われた言葉があります。
この言葉は今でも子供達の日本語教育につまずいた時に思い出しては勇気をもらっている言葉なのでシェアさせてください。
我が子は1歳9ヶ月から3歳までは現地語の学校、4歳からフランス人学校に通うようになったのですが、その時に担任になった先生からも一言ありました。
「これからは生活の大部分がフランス語になるから、日本語を話さない時期が来るかもしれないけど、大丈夫、心配しないで。そういう過程を通ってバイリンガルになっている子供達をたくさん見ているから。」
と入学してすぐに伝えてくれました。
現地のフランス人学校は3歳〜18歳までのマンモス校なのですが、その8割は外国人やハーフ(ミックス)の子供達。
我が子のように3ヶ国語は普通で、4ヶ国語、5ヶ国語それ以上の環境で育っている子供が多くいました。
そんな子供達を何人も見てきた先生からの一言はとっても信頼できるし、安心しました。
この一言のおかげで、子供達が日本語力最近落ちてるーと思ってもめげずに頑張れてる!!
バイリンガル環境の子供が言葉を話し始めてから大人になるまで、ずーっと複数言語を均一に話すわけでは当然ありません。
日本語ばっかりになる時期、フランス語ばっかになる時期、英語ばっかになる時期があっても大丈夫。
そんなの当然ですよね・・・でも当事者になると結構慌てる。
フランス語ばかりが伸びていくと「このまま日本語力落ちていって喋らなくなっちゃう?」って。
けど大切なのはそういう時でも、ずっと日本語のインプットを続けていくこと。
インプットさえ続ければ、日本一時帰国時とか日本語オンリーの環境になった時にどかーんとアウトプットされてくるはず。
といっても結局は個人差もあるし、やってみないとわからない・・・けどそう信じて諦めないことが大切ですよね。
【ネット上の声】ハーフの子供は言葉の発達が遅いのか?
今まで我が家のことを紹介してきましたが、他の方の意見も探してみました。
やっぱり「ハーフ子供は言葉が出るのが遅い」と肝に命じている親御さんが多かったです。
会話ができると感動しますよね涙
日本語の赤ちゃん語も可愛いけど、外国語の赤ちゃん語も萌えですよね。
言葉が遅い子は時期が来れば綺麗な文でいきなり話し出すって言いますよね。
あまり喋らなかった子が、「お茶おかわりくだしゃいっ!」っていったら、突然に感動ですね!!
きっとずーっとお母さんがきちんとした言葉でお子さんにお話しされていたんだろうなーと思います。
「言葉が出なくてもきちんとした日本語で話しかける」ってやっぱり大切!!
我が家も発音が混ざるってのは上の子は幼稚園くらいの時にあったかなーと思う。
だから、ずーっと外国人が喋る日本語っぽかったかな。
けど小学生になった今は感心するほど、耳がいい。
日本語の発音、フランス語の発音の特徴をしっかりわかってるから、パパの日本語の発音を直したり、私のフランス語の発音練習をしてくれたり・・・
2ヶ国語マスターしている子は3ヶ国語目以降の学習が簡単ってのは耳の良さがあるんだろうなーと思う。
ハーフの子供は言葉の発達が遅いと思ったらどうすればいい?
我が家の事例やSNSなどを見ていても、子供によってそれぞれ違う、言語が早い場合もあるし遅い場合もある・・・
結局は心配しても仕方がない、時期が来るのを待つしかない、というのがわかってもらえたと思います。
とは言え、子供の成長はやっぱり気になっちゃいますよね・・・
何もできないのでしょうか・・・
ということで、自分の子どもの言葉が遅いのかも?と心配になった時にどうすべきなのかをまとめてみました。
とにかく子供に話しかけるのをやめない
言葉を返してくれないと、親が一人で話しているのもちょっと虚しいし悲しいな・・・と思ってしまうかもしれませんが、子供は今インプットしている最中です。
なのでインプットすることを止めないことが大切なのかな、と思います。
子供達を見ていると結局インプットの多い言語が発語として出てきているというのがよくわかります。
日本人の友達がいれば一緒に遊ぶのが一番効果的ですね!
いつか突然爆発する時のためにたくさんインプットさせてあげましょう。
おしゃべりが苦手な方は絵本をたくさん読んであげたり、アニメなどをうまく使うのもいいのかな、と思います。
我が家は、上の子は幼稚園時代は
現在下の子は年長ですが、2022年4月から始まったこどもちゃれんじのタブレットコース「じゃんぷタッチ」受講中です。
楽しんで毎日自分からやってくれるので楽チンです♪
なるべく多くの人と触れ合う
なるべく多くの人と会いましょう!
私も子供の担任の先生の言葉に救われたり、多くのバイリンガルバイリンガル家庭を見てきたおかげで、そこまで深刻に心配することがなかったのかなーと思っています。
私の日本にいる姪っ子は娘と同い年なのですがとにかくなんでもできる子で、3歳前にはひらがなが全部読めるようになっていて、4歳で漢字を覚え始めました。
もし私が他の家族と触れ合う機会がなかったら、多分姪っ子と比べて落ち込んで焦っていたと思います。
でも、ありがたいことに本当に周りが国際豊かな家庭ばかり、そして子供がいたので、「みんな違って当然」というのが自分の中で当たり前になってました。
誰かと比べても意味がないとわかっていても比べてしまうのが人間。
だったら比べる相手が限定しないように、偏らないようにできるだけいろんな家庭を、子供を見るのがいいのかな、と思います。
ハーフ子供の言語発達 まとめ
今回はハーフの子供の言葉は遅れるのか、という視点について我が家の例を参考に紹介してみました。
発語が遅れることはバイリンガルであってもモノリンガルであっても起こり得ること。
我が家の子供を見ていると、インプットが多い言葉がアウトプットされることが圧倒的に多いです。
当たり前ですねw
子供のことはついつい心配になりがちですが、なるべくたくさんインプットを続けて、我が子は我が子と思えるように気楽に待ってあげましょう。