海外在住ハーフの子供をバイリンガルにする育て方!大切なのは一親一言語だけじゃありません

海外在住 ハーフ バイリンガル 育て方

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みかん

こんにちは、みかんです!

国際結婚で子育てをしているご家庭の生涯の悩みと言えば、子供の言語学習!!

国際結婚、海外在住、これだけで「子供バイリンガルになれていいね!」て言葉、皆さんも一度は言われたことあるんではないでしょうか?

いやいや、苦労せずバイリンガルになれたら、それは子供も親も嬉しい限りですが、バイリンガル教育はそんなに簡単ではないですから!!

ハーフ(ミックス)のお子さんたちは、複数言語に触れながら成長していけるので、バイリンガルにするには恵まれた環境であることは確かだけど、それでも子供がバイリンガルになるかどうかは親の頑張りにかかってるといってもいいかと。

海外在住となれば、現地の言葉は嫌でも覚える。

問題は日本語!

そして、子供の日本語学習を維持させていかなければいけないのは・・・・そう、私たち日本人の親。

けど親が頑張り過ぎて、子供にストレスをかけ過ぎてしまっても、子供が言語を勉強するのを嫌がってしまう・・・

本当に本当に大変です。

みかん

けどけど、絶対諦めたくない!!!

きっとこのページを見てくださっている方は

  • 妊娠中もしくはまだ出産したばかりで子供をバイリンガルにしたいけど実際にどうやって育てていけば?
  • 国際結婚でバイリンガル教育をしてるけど、大丈夫?あってる?このままでいいの?
  • なんか子供のバイリンガル教育なのに私一人で頑張ってない?夫は?子供は?
  • バイリンガル教育疲れちゃった、思い切って諦めちゃおっかな・・・・

というような方だと思います。

私もバイリンガル教育をまさに実践中で子供はまだ小学生と幼児なのでバイリンガル教育が成功しているというわけではありませんが、以前住んでいた国の学校では半数以上がバイリンガル、トリリンガル、そしてそれ以上の家庭が多く、実際にどのような教育をしているか目にしてきました。

みかん

お友達と喧嘩して泣きながら英語で話しかける我が子にも容赦せず、お母さんの国の言葉で話させる姿すごかった・・・
(この家庭は4人兄弟全員完全マルチリンガルです!)

そして、「バイリンガル以上の子育てを成功させたママさん」「クラスの生徒の半数以上がバイリンガルである先生」「幼少期から海外に住み完全マルチリンガルの友人」達にありがたい事ながらアドバイスをたくさんもらってきたので、それを自分なりにアレンジして頑張って実践中です。

私と同志であるあなたの少しでも参考になれば、と、このページでは国際結婚のバイリンガル教育についてシェアしていけたらと思います。

Contents

海外在住&国際結婚ハーフ・ミックスの子供をバイリンガルにする育て方!

よくバイリンガル教育では「one parent one language(一親一言語)」が大切ということはよく耳にすることかと思いますが、それ以外にも大切なことや簡単に実践できることもあります!

そして方法だけでなくバイリンガル教育をしていくための心構えとして大切なこともありますので忘れずに心得ておきましょう。

  • 【大前提】夫婦間でバイリンガル教育の共通認識
  • 【大前提】バイリンガル教育は生まれたその日から
  • one parent one language(一親一言語)は徹底!
  • アニメ・映画などは日本語優先で視聴!
  • 日本語の絵本・本の読み聞かせは大きくなっても続ける
  • 漫画・ゲームでも日本語に興味を持たせるきっかけになればOK
  • 日本に暮らす家族や友達とのスカイプやメール
  • スクール・習い事や通信教育の利用
  • 日本の一時帰国で小学校・中学校に短期入学
  • 【覚えておいて!】バイリンガル教育には何度も山がある!!

【大前提!!】夫婦間でバイリンガル教育の共通認識

バイリンガル教育は子育てをしていく間ずーっと続きますので夫婦間の共通認識が大切です。

自分一人がいくら頑張っても配偶者が「一親一言語」を徹底してくれなかったり、バイリンガルにかかる費用、時間に対して文句を言ったり・・・

もちろん毎日の生活の中でも色々影響が出てきますし、お金だってかかります。

そこでいちいち旦那の顔、嫁の顔を伺っていては話になりません。

我が家の場合も基本的には夫は子供達の日本語教育の大切さをわかってくれているので、私たちが日本語で話している時はわざわざ口を挟まないし、以前日本語の習い事を週末にしていた時も嫌がらずに送り迎えをしてくれていました。

家族の協力がないと大変なのはもちろんですが、バイリンガル教育って結構辛い時もあるのでそんな時に理解してくれてる人が一番近くにいるってのも結構心の支えになります。

みかん

もう子供達の日本語教育疲れたーーー!
あんたはいいよねー何にもしなくて・・・


みたいに旦那に愚痴って泣いたことも何度かあったけど、
その度に「よくやってるよ、僕ももっと協力するから」って言ってくれる旦那に救われてます。

  • なんのためにバイリンガル教育をしたいのか
  • どうやってバイリンガル教育をしていくつもりか
  • 父と母それぞれ家庭でできることは何か

ここら辺は子供を持つことになり、バイリンガル教育をしていこうと思った時点で話し合っておいた方が、家庭学習がスムーズにいくと思いますよ。

【大前提】バイリンガル教育は生まれたその日から

バイリンガル教育は赤ちゃんの頃から始めましょう!

まだ発語がないとついついやっても意味のないような気がしてしまいますが、子供の言語の成長に大切なのは「言葉のシャワーを浴びさせること」って聞いたことありますよね。

赤ちゃんが話し出すのはもちろん聞いたことのある言葉から発していきますので、一方通行になってもお父さん、お母さんの言葉でたくさん話しかけてあげましょう!!

ついつい旦那さん、奥さんとの会話で別の言葉を使っていると、そのままその言葉で子供に話しかけてしまいますが、ダメダメ、子供から反応が返ってこない今その時がチャンスです!!

みかん

言葉を話し始めると日本語ではない言語で返ってきてイライラするという試練が始まりますから・・・汗

赤ちゃんの時こそ、思いっきし日本語のシャワーを浴びさせてあげてください。

海外に住んでいると日本語の絵本をゲットするのも大変かと思いますが、海外でも日本の絵本をゲットする方法もあります。↓

たくさん絵本も読んであげましょう!!

あとは赤ちゃんの頃から始めるというのはもちろん子供のためでもあるけど、親の習慣のためにも始めておいた方がいいと実感してます。

慣れ親しんだ言語から別の言語に変えるのってめちゃくちゃハードル高いんですよね。

私たち夫婦は今は生活のほとんどをフランス語で会話していますが、以前は別の言語でコミュニケーションをとっていたんです。

子供の前で夫婦共に母国語ではない第3カ国語を共通言語として使うということに不安があったので、妊娠を機に私がフランス語を勉強し始めたのですが・・・、

まぁ、大変でした、旦那の方が。

旦那はフランス人なのでフランス語を喋るのはもちろんネイティブ、だけど私に対してフランス語で喋れないw

そういうのって海外暮らしをしている皆さんも経験ありませんか?私は結構経験あります。

日本語を勉強している外国人の友達や同僚との会話。

いつも英語で喋ってるから、相手が日本語で喋りかけてくれても、日本語で返事をする違和感。

そう、人間ってやっぱりいつもやっていることを変えるのって難しいんですよ。

だから、赤ちゃんが話さないからって旦那さん、奥さんと一緒になっての夫婦の共通言語だけでずーっと話しかけていると、いざ赤ちゃんと二人になって日本語で話しかけようとしてもなかなか後で直すの大変になりますよー。

生まれた時から、あなたは日本語で赤ちゃんに話しかけてあげましょう!

one parent one language(一親一言語)は徹底!

バイリンガル教育といえば、必ず言われるのがこれ、「one parent one language(一親一言語)」

例えば我が家であれば、

  • 母親(日本人)⇨日本語
  • 父親(フランス人)⇨フランス語

で子供に話しかけます。

日本人である私はフランス語で子供に話しかけません。

ちなみに夫婦の会話はフランス語。

子供同士の会話は大体フランス、ただ私も一緒にいたり、日本の家族と話した後など日本語脳になってる時はそのまま日本語で遊ぶことも。

フランス人のパパ、日本人のママ、家族4人が揃っている時は子供はフランス語、日本語で話します。

例えば学校の話をしていて「on va voir un film en classe ce vendredi」(今週の金曜、クラスで映画見に行くよ)というのをパパに話したら、

ママの方を向いて日本語で「今週金曜日クラスで映画見に行くんだってー」と話します。

家族で共通の話をしていて、フランス語で話している流れでよく「ママは?」とそのまま聞かれることもありますが、

「ん?日本語で説明してね。」と必ず日本語で質問させるようにしています。

みかん

はい、会話にすごく時間がかかりますよ・・・けど慣れますw

フランスの家族が集まっている時、子供の友達が遊びにきている時・・・子供に日本語で話しかけるのは結構大変だし、勇気がいりますよ、けど、bです。

めげずに日本語で話していると、だんだん周りも理解してくれてきます。

長女は友達の前で日本語を話すのを嫌がった時期もありますが、今では日本語で話す私たちを見て「今なんて言ったの?日本語喋りたいー」と興味を持ってくれる友達に対して得意げになっています。

みかん

人前で日本語で話すのを嫌がらなくなったらこっちのものです!

アニメ・映画などは日本語優先で視聴!

ただでさえ、日本語を聴く環境が少ない海外暮らしなので、アニメや映画は日本語優先で見せています。

我が家は毎週金曜日は映画デーにしていて、夕飯を食べながら映画を見る習慣があるのですが、「日本語音声があるもの」を条件として映画を選んでいます。

もちろんパパは理解できないので、フランス語字幕か英語字幕をつけますが、やっぱりこういう習慣もパパの協力なしには続けられない習慣ですね。

映画は難しいものもありますが、アニメであれば小さな頃から理解することができるの、ぜひ小さい頃から日本のメディアに触れさせてあげましょう!

漫画・ゲームでも日本語に興味を持たせるきっかけになればOK

漫画やゲームは嫌がる親御さんも多いと思いますが、日本語に興味を持つきっかけになればOK!、と思っています。

みかん

私の友達でも完全に「漫画だけで日本語マスターしたフランス人」、「ゲームだけで日本語マスターした韓国人」の友達がいるよ!

我が家は女の子ということで、そこまでゲームには興味がないのですが、特に男の子であればゲームは有効かもしれませんね。

実際にバイリンガル教育をしている先輩でもポケモンは日本語でやらせている、という方がいたり、オンラインゲームで日本人と日本語で対戦したり・・・しているという話もよく聞きます。

「好きこそ物の上手なれ」

子供が好きなことで自ら取り組んで勝手に日本語を勉強してくれることほど簡単で嬉しいことはありません!

漫画も同様、やはり文字ばかり並んでいるものより絵が入っている方が断然とっつきやすいです。

アニメから漫画に、そして活字として読む習慣ができてくれたら嬉しいですね!

みかん

漫画は漢字にふりがながふってあるものが多いので、漢字の免疫をつけるのにもオススメです!

日本語の絵本・本の読み聞かせは大きくなっても続ける

絵本の読み聞かせ、本の読み聞かせというと字が読めるようになるまで、遅くても小学生1、2年生くらいまでかなぁーというイメージがありますが、海外在住で生活が日本語ベースでない場合は中学生くらいでも読み聞かせをしてあげるのがおすすめです。

海外で日本語学習をしていると、頑張っていてもだんだんと日本の学年と比べると数年の遅れが出てしまいます。

自分で読める本を選んで読むと、自分の本来の年齢以下の本を読むことに。

みかん

これでは本の楽しみが半減されてしまいますよね。

それなら、子供がやらせてくれるまで親が子供の年齢や興味にあった読み物を読んで聞かせてあげたらいいですよね!

我が家では大使館でもらえる国語の教科書を読んであげることも多いですが、さすが日本の教科書、考えられて作られているので、季節に沿った内容を学べたり、お話だけでなく詩なども入ってくるので、結構楽しめますよ!!

みかん

あと、やっぱり何歳になっても親とゆっくりスキンシップする時間は大切です。

私も日本語学習を見ているときは、結構カリカリしてしまいますが、寝る前の本の読み聞かせの時だけは私もリラックスして読むことができています。

みかん

幼稚園の次女はもちろん、もう9歳になる長女も絵本の時はべったりくっついてきてくれます!

いつまで続けられるかなー??

日本に暮らす家族や友達とのスカイプやメール

日本語を喋りたい!読みたい!のモチベーションに一番繋がるのはやはり話したい相手がいること。

「フランス語わからないから日本語で話して!」と伝えていても、ママがフランス語を話せることなんてわかってます。

みかん

だって毎日子供以外の人とはフランス語で話しているの知ってるからねw

だから、ママと話せなくなる、というところには危機感を持ってくれないんですよね・・・。

けど、日本にいる大好きなおじいちゃんおばあちゃんだったら?従姉妹だったら??

日本一時帰国をして、従姉妹と一緒に過ごした後、ばあばの家でべったり遊んでもらった後はびっくりするほど日本語が伸びます。

「日本語を話したい!」と思える大切な人たちと普段から電話やスカイプなどを頻繁にしてモチベーションを保たせてあげましょう!

スクール・習い事や通信教育の利用

母親、祖父母など家族以外の日本人と触れ合うことで一気に使える日本語能力があがります。

みかん

家庭内の言語だけだとどうしても、使う言葉も限られてくるし、敬語もなかなか覚えられない。

幼稚園なり、習い事なりを利用して、幼少期から家族以外の日本語話者がたくさんいる環境にいれてあげられたらグッと日本語の成長と維持に貢献してくれます。

長女が幼児の頃は日本人の多い東南アジアの都会に住んでいたので、月〜金はフランスの幼稚園、土は日本人幼児向けのプレイグループに通っていました。

ここで、ひらがなやカタカナ、漢字も少し、と書くことはもちろんですが、日本の歌を歌ったり、といった日本の文化も教えてもらえました。

毎回「〇〇先生こんにちは!みなさんこんにちは」「〇〇先生ありがとうございました。また元気に会いましょう!」というような返事をしているのも結構感動しました。

小さなことですが、ただ単に言葉としての尊敬語ではなく日本人としての礼儀を学びながら言葉を覚えていけるのはすごく子供にとってもすんなりと入ってくれますよね。

海外で生まれ育って、日本には毎年2週間程度しか帰らない5歳児が「サクラー春の花ーピンク色」とイメージすることができるようになって(もちろん桜を見たことはありませんw)かなり衝撃的に感動したことを今でも覚えています。

あまり日本人がいない地域で幼稚園や習い事などがない場合は、通信教材も積極的に使っていきましょう。

長女は3歳〜6歳までは【こどもチャレンジ】にお世話になりましたが、やはりチャレンジも日本人の子供として、日本の文化や礼儀を楽しく教えてくれました。

みかん

「駐車場で走っちゃダメ!」「遊んだ後はお片付け」「食べて時は歩かない」ここら辺は全部しまじろうが教えてくれましたねw

ちなみにお約束3つ、海外だと意外と注意しないことも多いですよね・・・

小学3年になってだんだん日本の学年と比べると国語のレベルの遅れが出てきてしまった今は、教科毎自分のレベルに合わせた内容を学べる無学年式オンライン教材すららにお世話になっています。

日本の一時帰国で小学校・中学校に短期入学

日本に一時帰国した際に小学校・中学校に短期で入学させてもらうという話を聞いたことがある方も多いと思います。

我が家も「子供が1年生になったら絶対体験させたい!!」と思ってました!!

みかん

コロナで帰国できず、まだ果たせていませんが・・・

ただ周りの日本語教育を続けている家庭を見ると、大抵の毎年の帰国で入学をさせている場合が多いです。

日本語をアップだけでなく、海外で暮らしている子供に日本という国を知ってもらう大チャンス!!

子供が日本語を勉強する目的にもなるし、日頃の学習の成果を見ることもできるので「勉強しておいてよかったー」、「もっと勉強したいなー」とその後の日本語学習モチベーションに効果抜群ですね。

大きくなればなるほど、国語学力の差が出てくるので入学は難しくなってくると思います。

我が家も早めに体験させてあげたいっ!!

【覚えておいて!】バイリンガル教育には何度も山がある!!

そして覚えておいて欲しいのは、バイリンガル教育は一筋縄ではいかないということ。

もう辞めたい!辛い!!やってて意味ある!?みたいな投げ出したい気持ちになることも何度か訪れます。

みかん

私も何度思ったことか・・・

「ママ外で日本語話さないで」と言われたこともあるし、

何度も何度も日本語で話しているのにフランス語で返ってくる返事、

日本語学習をしようというのもいつも私・・・

いつだって心折れそうです。

けど、そういう時期もずっと続くわけじゃないんです。

みかん

あれーっ、最近、子供日本語の本一人で読んでるっ!

みかん

あれ!今日めっちゃスラスラ読めてるっ!!

みたいな日も来てくれたりします。

諦めたらそこで終わり。

けど諦めずに続けたらいつかきっと!!です!!

そうやってめげそうになりながらも、やり遂げた後に子供がバイリンガルになれていたら、もうそれは全て報われますよね!

みかん

がんばろっ!

最後に・・・

海外在住で国際結婚をして子供にバイリンガル育児をしていくのはそんなに簡単なことではありません。

そんな中で、バイリンガル教育を諦めてしまうご家庭も多いと思います。

それぞれのご家庭の方針なので、もちろんどちらがいいとか悪いとかではないですが、ただ、バイリンガル教育を諦めてしまったことを後悔しているご家庭もたくさんみてきました。

みかん

私も海外暮らしで子供の日本語教育から逃げ出したくなる時がありますが、「子供が日本語を全く喋れなくなってから後悔したくない・・・」そんな気持ちで毎日踏ん張ってます!

私は外国語大卒業しているのですが、大学時代に親が外国人のハーフの友達が結構いました。

その友人たちが外国語を勉強しているのは、ハーフなのに親の言語を話せない、という違和感で大学で自分のルーツである国の言語を学びなおしている子がほとんどでした。

逆に幼い頃は親の日本語教育に対して厳しくてすごく嫌だったけど、大人になった今、バイリンガルにしてくれたことを感謝している、というのもよく聞く話です。

私たちの子供は複数の国のルーツを持つという素敵なチャンスを持っているのです!!

せっかくのチャンス、子供のために、私たち親がしてあげることの出来ることを精一杯してあげましょう。

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